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不動産売却にまつわる諸費用とは

総社市・真備の専門売却査定サイトのウルっちです。

「家を売るとお金が入るんじゃないの?」
そう思っている方も多いかもしれません。確かに売却すればまとまったお金が入ってきますが、売却にはいくつかの費用がかかることを知っておく必要があります。

今日は、不動産売却にかかる諸費用をご説明したいと思います


1. 不動産仲介手数料

● 内容:

不動産会社に売却を依頼する際に支払う手数料です。

売却時に思い浮かぶ手数料第一位かとおもいます。実際にどれくらいかかるのか見てみましょう。

● 計算方法:

売買価格 × 3% + 6万円(+消費税)

(※法改正があり、売買価格が800万円以下の場合、30万円*消費税を一律で頂戴できることとなりました)

● 例:

3,000万円で売れた場合
👉 3,000万円 × 3% + 6万円 = 96万円(+消費税)

これは最も大きな支出になることが多いです。


2. 譲渡所得税(売却益にかかる税金)

● 内容:

売却価格が購入時より高く、利益(譲渡益)が出た場合にかかる税金です。

● 税率:

所有期間によって税率が変わります。

  • 5年以下(短期譲渡):約39%
  • 5年超(長期譲渡):約20%

※正確には所得税+住民税+復興特別所得税が含まれます。

● 注意点:

  • 自宅として使用していた場合、「3,000万円の特別控除」が適用される可能性があります。
  • 詳しくは税理士や不動産会社に相談しましょう。



3. 抵当権抹消登記費用

● 内容:

住宅ローンを完済しても、登記簿上に残る「抵当権」を抹消するための費用です。

● 費用:

約1〜2万円程度(司法書士に依頼する場合)


4. 測量・解体・リフォームなどの費用(任意)

土地や古家付き物件を売る場合、以下のような費用がかかることがあります:

  • 測量費用:20~40万円(特に土地のみの売却時に必要)選ぶ測量会社によって金額が変わります。
  • 解体費用:100〜200万円程度(古家付き土地を更地にする場合)
  • リフォーム費用:売却を有利にするために行う場合あり(必須ではない)

5. 引っ越し費用(自宅売却の場合)

住んでいた自宅を売る場合は、引っ越し費用も考慮に入れておきましょう。
👉 数万円〜20万円程度が目安です。


6. 印紙税

売買契約書に貼る印紙の費用です。

● 費用例(売買価格ごと):

  • 500万超~1,000万円以下:5000円
  • 1,000万超~5,000万円以下:1万円
  • 5,000万超~1億円以下:3万円

※軽減措置が適用されることもあります。


まとめ:売却時にかかる主な費用一覧

項目概算費用
不動産仲介手数料売却価格の約3% + 6万円 + 税
譲渡所得税(売却益)利益が出た場合のみ(20〜39%)
登記関連費用約1〜2万円
測量・解体など任意(数十万円〜)
引っ越し費用数万円〜
印紙税1〜3万円程度

おわりに:売却前に「手取り額」を試算しよう

不動産を売却する際は、「売れた金額」ではなく、**実際に手元に残る金額(手取り額)**を把握することが大切です。

意外と多くの費用がかかるので、余裕を持って資金計画を立てましょう。不明点があれば、不動産会社や税理士への相談もおすすめです。